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外来種について~外来生物法と特定外来生物~

ページID:0013058 更新日:2024年12月17日更新 印刷ページ表示

外来種に関する情報

外来種とは

 外来種とは、もともとその地域におらず、人間の活動によって自然分布域を超えて入ってきた生物のことをいいます。
 外来種の中でも、生態系、農林水産業、人の生活や身体等に被害を与える生物がおり、これらを「侵略的外来種」といいます。

外来生物法

 侵略的外来種に対応するため、平成17年に「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」が施行されました。
 この法律では、外来種のうち生態系、人の生命・身体、農林水産業に被害を及ぼすおそれのあるものを「特定外来生物」としており、令和6年7月1日現在162種類が指定されています。
(1)規制
 特定外来生物に指定されると以下の項目について規制(原則禁止)されます。
・飼育、栽培、保管および運搬
・輸入
・野外へ放つ、植える及びまくこと など
(2)罰則
 特定外来生物は、たとえば野外に放たれて定着してしまった場合、人の生命・身体、農林水産業、生態系に対してとても大きな影響を与える可能性があるため、行為の内容によっては厳しい罰則が課せられます。
 個人:最高で3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金
 法人:最高で1億円以下の罰金

中間市で確認されている特定外来生物

アライグマ

 

名称 アライグマ
分類 哺乳類
説明

1970年代後半に飼育ブームとなり、日本各地で飼育個体の放逐・逸出により野生化した。夜行性で、木登りや泳ぎも得意であり、普段は単独性で、繁殖期のみペアを形成する。野外での寿命は5年程度と考えられている。

写真提供:環境省

 

ガビチョウ
 
名称 ガビチョウ
分類 鳥類
説明

羽色は焦げ茶が主体で、比較的地味。大きく、複雑な音色でよくさえずる。愛玩用・観賞用に輸入された飼い鳥が逃げ出したり、飼い主によって放たれ、野生化したと考えられる。

写真提供:環境省

カミツキガメ
 
名称 カミツキガメ
分類 爬虫類
説明

愛玩用に輸入されたものが遺棄されたとみられる。夜行性で深い水場を好むとされる。雑食性で幼体は肉食傾向が強い。

資料提供:環境省

 

アカミミガメ
 
名称 アカミミガメ
分類 爬虫類
説明

愛玩用に輸入されたものが遺棄されている。昼行性で日光浴を好む。雑食性だが他のカメ類の卵を食べる習性があり、在来のカメ類との競合のみならず、卵捕食による影響も及ぼしうる。

※条件付特定外来生物<外部リンク>

資料提供:環境省

 

ウシガエル
 
名称 ウシガエル
分類 両生類
説明

食用、養殖用として持ち込まれ広く定着している。夜行性で昼間は水草の中や水場周辺の茂みや窪地に隠れ、雄は「ウオーウオー」と聞こえるウシに似た太い不気味な鳴き声を出す。

写真提供:環境省

 

オオクチバス
 
名称 オオクチバス
分類 魚類
説明

1925年に釣り対象、食用として神奈川県芦ノ湖に持ち込まれた。釣り対象として人気種であり、各地で意図的な放流が行われてきた可能性が指摘されている。捕食や競争を通じ、様々な在来生物に直接的または間接的な影響を及ぼす。

資料提供:環境省

 

ブルーギル
 
名称 ブルーギル
分類 魚類
説明

釣り魚や観賞魚として持ち込まれ、各地の湖沼やため池、堀などに侵入し、定着した。捕食や競争により在来種に影響を与えている可能性がある。

提供資料:環境省

 

カダヤシ
 
名称 カダヤシ
分類 魚類
説明

ボウフラ退治のため各地に放流され、定着している。メダカに似るが、体がもっと青っぽく尾鰭が丸い。

写真提供:国立環境研究所 侵入生物データベース

 

アメリカザリガニ
 
名称 アメリカザリガニ
分類 甲殻類
説明

食用ウシガエル養殖用の餌として持ち込まれ、現在はペットとして多数飼育されている。劣悪な水環境であっても定着・増殖する。

※条件付特定外来生物<外部リンク>

資料提供:環境省

 

オオキンケイギク
 
名称 オオキンケイギク
分類 植物
説明

キク科の多年草。路傍、河川敷、海岸等に生息する。観賞用、緑化用として導入された。強靭なため、一度定着すると在来の野草を駆逐してしまう恐れがある。

資料提供:環境省

 

オオフサモ
 
名称 オオフサモ

分類

植物
説明

多年生の抽水植物。1920年頃に観賞用として持ち込まれ、湖沼、河川、池、水路等に群生する。水質の悪化、水流の阻害を引き起こし、在来種と競合して駆逐するとされている。

写真提供:環境省

 

アレチウリ
 
名称 アレチウリ
分類 植物
説明

ウリ科の一年生草本で、生育速度が非常に速いつる性植物。アメリカやカナダからの輸入大豆に種子が混入し拡大したといわれ、近年は飼料畑・河川敷に多く見られる。

写真提供:環境省

 

外来生物の被害を予防するために

 環境省では侵略的な外来生物による被害を未然に防ぐため、被害予防の3原則を提唱しています。

1.入れない
   悪影響を及ぼすかもしれない外来生物をむやみに日本に入れない。
2.捨てない
   飼っている外来生物を野外に捨てない。
3.拡げない
   野外にすでにいる外来生物は、他地域に拡げない。​

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