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住宅用火災警報器を設置しましょう
住宅用火災警報器は、住宅火災による煙または熱をいち早く感知し、火災の発生を警報音や音声で知らせてくれるものです。住宅用火災警報器を設置すれば、万が一火災が発生した場合でも、素早く避難できるようになります。
消防法の改正により、平成23年6月からは、すべての住宅に火災警報器の設置が義務付けられました。「いざ」に備え住宅用火災警報器を設置しましょう。
設置しているご家庭にあっては、設置してから時間が経過していると電池切れ等の不具合が発生することがあります。1年に1度点検をしてきちんと作動するように備えましょう。
そうでない場合であっても、点検をすることで常に機器の異常がないことを確認することができます。
設置場所
- 寝室
就寝に使用される子ども部屋なども含まれます。 - 就寝に使用する部屋が2階以上にある場合には、その階の階段の天井付近
住宅火災による死者の発生状況を時間帯別にみると、「就寝時間帯」が多くなっています。
このため、必要最小限で効果の高い場所として、寝室への設置が義務付けられました。
台所など火災発生の恐れがある場所は、義務ではありませんが、できるだけ設置するようにしましょう。
住宅用火災警報器の種類
代表的な住宅用火災警報器の種類には、煙式と熱式があります。
どちらも、ホームセンターや電器店などで購入できます。
煙式(光電式)
- 煙が火災警報器に入ると、音や音声で火災の発生を知らせます。
- 消防法令で寝室や階段室に設置が義務付けられているタイプです。
熱式(低温式)
- 火災警報器の周辺温度が一定の温度に達すると、音や音声で火災の発生を知らせます。
- 台所や車庫など、大量の煙や湯気が対流する場所などに適しています。
電池切れ
住宅用火災警報器は10年を目安に交換が必要とされています(メーカー推奨)。それは、電池式のものが多く普及しているからです。電池の寿命がおおむね10年となっています。あくまでも目安です。なお、電池は特殊なものを使用していますので本体ごとの交換を推奨しています。
電池切れは普段点検を行うことで早い段階で気が付くことができます。
また、普段から機器の作動状況を確認するためにも1年に1回以上点検することをお勧めします。
万一の時に機器が鳴らないようなことを防ぎましょう。
点検方法
火災警報器にある「ボタンを押す」あるいは「引きひもを引く」ことにより警報音がきちんと鳴るかどうかで点検します。警報音により機器の状態がわかるようになっています。
注意事項
- 賃貸マンションに取り付ける場合は、管理者などに相談して設置してください。
- 悪質な訪問販売・点検業者に、注意してください。
- 消防署の職員が家庭を訪問し、火災警報器を販売することはありません。
- 消防署が特定の業者に販売を委託することもありません。
- もしも、悪質な訪問販売の被害に遭われたときは、消防署(電話093-245-0901)や消費生活センターの消費者ホットライン(電話:0570-064-370)までご相談ください。