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光触媒コーティング剤を施工場所の壁や床に塗布し、光を受けて化学反応することで、ウイルスやカビ類などを分解してくれるものです。
中間市役所などでも実施テストを行い、その後の光触媒の効果を調査しています。
中間市役所内のトイレなどで実施テストを行い、非常に高い抗菌・抗ウイルス性能が確認された光触媒技術が、中間市に本社がある筑豊電気鉄道株式会社様の車両に導入されることになりました。
県内の公共交通機関では初めての導入となり、年内に「ちくてつ電車」全車両に施工するとのことです。
筑豊電気鉄道様は、さらに安心して利用できる公共交通機関を目指しています。
また、誰もが安心して利用しやすい交通環境を維持するために、私たちも今ある地域の公共交通を積極的に利用し、守っていくことが重要ですので、みなさまのご協力をお願いします。
令和2年4月の「高性能化光触媒」実施テストから約1か月が経過した時点の菌数を測定し、塗布による効果を検証しましたので報告します。
令和2年4月27日、九州工業大学・横野照尚教授の研究チームの協力を受けて中間市で行いました。
光を受けて化学反応することでウイルスやカビ類などを分解してくれる光触媒コーティング剤を、施工場所の壁や床に塗布し、その後の光触媒の効果を調査するものです。
市役所1階の男子・女子洗面所
保健センター研修室、男子・女子・バリアフリー洗面所
令和2年6月5日
ATPAふき取り検査
(ATPを汚染指標にして、ATPだけでなくADP・AMPも測定することでより高濃度の測定が可能な方法)
※ATP(アデノシン三リン酸)とは
あらゆる生物が持つ物質であり、食品や菌をはじめとし「有機物」の多くに共通して存在している。
ATPが多ければ、洗浄不足(汚れが多い状態)であることがわかる。
通常消灯されているうえに窓もないため、使用時以外はほぼ真っ暗な条件であるが、壁や便器周辺、便器タンクレバーと非常に高い殺菌効果が確認された。
(壁:51,745→4,279、便器周辺:3,305→1,047、タンクレバー:904→92)
塗布面における光の照射時間が非常に短い環境下でも、極めて高い殺菌効果が発揮できることが明らかとなり、光触媒性能の高さが確認できた。