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一部を除く路線バスを小型化しない理由

ページID:0001747 更新日:2022年11月18日更新 印刷ページ表示

晴れた日の日中にバスに乗っている人の数は概ね5~10人前後であるため、バスを小型化した方が効率化できるのではないかというご意見をよくいただきます。しかし、雨天の通勤通学時には40~50人の乗客が1台のバスに集中し、積み残しが発生することもあるなど皆さまにご不便をお掛けしているのも事実です。

日中だけ小型のバスで運行し、朝夕だけ大型のバスにしようとしても、運行していない時間帯にはそれぞれのバスは車庫で眠った状態になってしまうなど逆に非効率な運行となってしまうため、想定される最大の乗客数に対応できる大きさで揃えた方が無駄が少なくなるのです。

また、乗合バスやタクシーのような旅客自動車運送事業の場合、経費の中で最も大きな割合を占めるのは人件費です。そのため、現在運行している中型バスからマイクロバスに変更した場合、燃料費が若干安く抑えられるのは間違いありませんが、1台のバスを運行するのに必要な運転手の数は変わらないため、経費削減に大幅な効果は期待できないといわれています。

これらのことから、車両を小型化することにより削減される燃料費分よりも、ラッシュ時の積み残しによる機会消失分の減収の方が大きいと考えられるため、現在の中型バスによる運行となっているのです。

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