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地域猫活動はじめませんか?

ページID:0012904 更新日:2025年5月1日更新 印刷ページ表示

地域猫ってなに?

 地域猫とは、飼い主のいない猫のうち、地域住民の合意を得たうえで、地域住民のボランティアなどにより不妊去勢手術やエサの管理、排泄物の処理など適正に管理されている猫をいいます。

 

                   耳をカットしている猫のイラスト

 

地域猫事業とは

 市内の飼い主のいない猫の適正管理を推進し、それにより猫に起因する生活環境被害の軽減および猫の無計画な繁殖を防止し、野良猫の減少を図ることを目的とした地域猫活動の支援事業です。

 

地域猫活動とは

 地域猫活動とは、地域住民が主体となって飼い主のいない猫(野良猫)を管理し、「猫を助けたい方」と「猫に困っている方」双方の問題ととらえ、長期的な視点から、最終的には地域から飼い主のいない猫を減らしていくことを目的とした活動です。

 

地域猫活動で期待される効果

・不妊・去勢手術を施すことにより、野良猫の過剰繁殖を防ぎます

・決められた場所でトイレを管理するようになるので、糞尿被害が軽減します

・個体を把握するので、外部からの新たな野良猫へのエサやりをしなくなり、流入の増加を防ぐことができます

 

                野良猫をお世話するイラスト

 

T.N.Rとの違いは?

T.N.Rとは、《Trap(捕獲)・Neuter(不妊手術)・Return(元の場所に戻す)》飼い主のいない猫に、不妊・去勢手術を施し、同じ場所に戻すことです。

この場合、個体数の把握、トイレの設置などを行っていないので、糞尿被害がただちに大きく減少することはありません。              

 

 

 

 

地域猫活動のはじめかた

1、地域での話し合いをする

 地域住民、町内会自治会(※1)の役員などで問題点を確認し、解決に向けた取り組みについて話し合います。活動の趣旨を十分に説明し、地域の理解を得て活動を行うことが必要です。

実際に活動する構成員を募る際、構成員以外のエサやりは禁止する必要があるので、今までにお世話をしていた方が中心に構成される方が効率的です。

その際には、猫の個体数や生息場所、エサ場・トイレの場所や個数などの場所を確認しておきます。

 

※1 中間市地域猫活動支援事業実施要綱 

 第5条 第4項       第1項の規定により自治会長同意報告書を提出するに当たっては、自治会長(活動地域 が複数の自治会に及ぶ場合は、その全ての自治会長)と地域猫活動の目的等について協議 し、理解を共有した上で、地域猫活動に関する自治会長の同意書欄により同意を得、及び 確認書欄により確認を受けるものとする。 

2、活動の計画を作る

猫の個体数及びそれぞれの猫の情報を把握します。写真を撮っておくと良いでしょう。

・猫の主な生息場所、エサ場・トイレの設置場所等活動拠点の他、住居、商店、公園、空き地、駐車場を図示した活動地図を作成します。

・活動拠点(エサ場・トイレ設置場所)は、近隣住民に迷惑がかからない、人目につきにくい場所を選定し、土地等管理者の承諾を得て決定します。

・活動グループの中で役割を分担します。役割が特定の住民に偏ってしまうと、その方が病気になったりしたときに、対処ができなくなるので気をつけましょう。

地域外からの捨て猫や近隣地域からの流入猫の有無についての把握に努めます。捨て猫があると、活動の効果が低減してしまうので、管理者の許可を得たうえで遺棄防止についての看板設置や見回りにより、捨て猫の防止を徹底します。

3、不妊・去勢手術をする

 猫は年に2~4回出産し、1回に4~8匹程度の子を生みます。増やさないためには不妊・去勢手術をする必要があります。

 野良猫を保護し、動物病院で不妊・去勢手術を実施し、手術済であることがわかるよう耳先を少しカットして、健康状態を確認してから元の場所に戻します。

4、エサ・トイレの管理

・栄養面で安心できるキャットフードを与えます。人間の食べものや残飯は与えてはいけません

・毎日、定時に給餌し、給餌後は速やかにエサの残り及びエサの容器を撤去します

・衛生的に保つため、エサの容器はその都度洗います

エサの放置は、別の猫や野生動物、衛生害虫が集まる要因、また悪臭の要因になるので、絶対にしないでください

・管理する猫の数+1個のトイレを決められた場所に設置し、1日に1~2回、トイレの清掃、砂等の入れ替えを行います

・トイレは、プランターなどを利用すると安価に抑えられます

5、日常の管理

・回覧などにより、1か月に1回程度の頻度で活動内容を地域住民へお知らせする

・捨て猫の把握及び捨て猫の防止を徹底する

・お世話をしている猫の、新しい飼い主を探す

※ボランティアさんに見守られ生活をしている地域猫は、人に対して親近感があるので、飼い猫としての素質が十分にあります。屋外で生活する猫は、常に交通事故や感染症の危険にさらされています。屋内で飼ってあげることが、その猫の本当の幸せにつながります。

 

 

中間市の支援

 地域猫活動団体と認められると、中間市からの支援を受けることができます。

         3人の仲良しのなかっぱイラスト

 

どのような支援を受けられるの?

〇対象地域へのグループ形成までの話し合いへの同席、合意形成への支援

〇不妊・去勢手術における、手術券の交付

〇地域猫サポーターの県への派遣依頼 など

 

活動グループの認定の条件とは?

〇対象地域内に在住する親族または同一世帯の者ではない、2人以上の成人で構成されていること

〇地域猫活動を行うにあたり、活動地域の自治会長、地域住民および土地の所有者の同意を得ていること

〇動物の愛護及び管理に関する法律を遵守すること

〇猫の繁殖および営利を目的とした団体でないこと

〇暴力団または暴力団関係者でないこと

 

 

 

 

禁止事項

活動グループには活動中における禁止事項があります。

 

活動中にしてはいけないこと

・登録の申請後、対象地域へ野良猫を流入させてはならない

・地域猫以外の野良猫に、エサや水を与えてはいけない

・地域猫以外の猫に、手術券を使用してはならない

・適正に管理ができず、地域の苦情を放置する など

地域猫活動の最終的な目標

 地域猫活動を支援する目的には次のようなものがあります。

 

地域住民の苦情を減らす

・地域猫を管理することで、糞尿被害やごみを荒らされたりすることが軽減する

・避妊・去勢手術を行うことで、猫同士のケンカや繁殖期の鳴き声が減少する

 

不幸な猫を減らす

・過剰な繁殖がなくなるため、無計画に生まれる仔猫がいなくなる

・エサを求めてごみを荒らすことがなくなる

・お世話をしながら里親を探すため、野良猫が減少する

 

 家の中で飼われている猫の寿命は、長いと20年以上になりますが、外ににいる猫の寿命は3~5年と言われています。これは、栄養不足、病気、気候変化による寒暖差、縄張り争い、交通事故など生きるための環境が厳しいためです。

 最も安全な場所である屋内で飼育することが、その猫にとっての本当の幸せにつながります。

 

              家の中で飼われる猫のイラスト

 

地域猫ってなに? (PDFファイル:1.12MB)

 

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