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特定健康診査を受けましょう
食生活や運動・喫煙・飲酒など、日頃の生活習慣が原因で起こる病気を生活習慣病といいます。生活習慣病の代表的なものは、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などです。生活習慣病は、内臓脂肪の蓄積が原因となっていることが多く、肥満に加えて、高血糖、高血圧といった状態が重複した場合には、脳・心血管疾患などの発症危険度が高くなります。
市ではこうした生活習慣病の予防を目的に、特定健康診査(以下、特定健診)を実施しています。健診を受診し、病気を見つけるだけでなく、生活習慣を見直す機会としましょう。
対象者
中間市国民健康保険に加入している40歳から74歳までの人
注意点
- 令和6年4月1日時点の対象者には特定健診のご案内と特定健診受診券(ピンク色のA4用紙)を通知します。
- 令和7年3月31日時点で75歳になる人には通知は届きませんが、75歳の誕生日前日までは受診できます。受診に必要な受診券を通知しますので、健康増進課健康係にご連絡ください。75歳の誕生日を過ぎたら、福岡県後期高齢者広域連合より健康診査の案内通知が届きます。
- 特定健診は受診日時点で中間市国民健康保険被保険者が対象であるため、特定健診の予約や受診をしたのちに、受診日よりも前に遡って中間市国民健康保険の資格を喪失すると、全額自己負担を請求することになります(約8千円から1万円)
以下の人は対象外となります
- 妊娠中および出産後1年以内の人
- 病院または診療所に6ヶ月以上継続して入院している方
- 障害者総合支援法に規定する障害者支援施設に入所している方
- 老人福祉法に規定する養護老人ホームまたは特別養護老人ホームに入所している方
- 介護保険法に規定する特定施設、介護保険施設(指定介護老人福祉施設・介護老人保健施設・指定介護療養型医療施設)に入居している方
特定健診受診券を紛失した場合
特定健診受診券を紛失した場合、以下の方法で健康増進課健康係に再発行のお申し出をしてください。 対象者であるか確認したのち、1週間程度で郵送でお届けいたします。
- 電話 (246-1611)
健診内容
診察、身体計測、血圧測定、尿検査、心電図、血液検査(※1)、眼底検査(※2)
※1 血液検査
- 脂質検査…中性脂肪、HDL-c、LDL-c
- 血糖検査…空腹時血糖、HbA1c
- 肝機能検査…GOT、GPT、γ-GTP
- 腎機能検査…血清クレアチニン、e-GFR、尿酸
- 貧血検査(※2)…赤血球数、ヘマトクリット値、血色素
※2 「眼底検査」及び「貧血検査」は医師の指示で実施
自己負担金
無料
受診方法
集団健診か個別健診で受診できます。
集団健診
市内公共施設であらかじめ決められた日程を選び受診する方法です。特定健診と一緒に希望するがん検診も同じ会場で一度に受診していただけます。
集団健診の実施日から希望日を選び、特定健診と一緒に受診したいがん検診ある場合はどのがん検診が希望か選んでください。
受診までの流れ
1.希望日、希望する健診が決まりましたら予約をしてください。
申し込み方法
- はがき(個別案内通知に同封)
- 電話(246-1611)
- Fax(246-3024)
- インターネット
Faxで申し込みの場合は「氏名」「生年月日」「住所」「電話番号」「希望の健診」「希望日」託児希望の場合は「お子さまの名前、年齢」をご記入ください。
2.健診日の約1週間前に問診票などの受診に必要な書類が届きます。問診票等の書類をご記入ください。
3.受診してください。
個別健診
医療機関で受診する方法です。ご自身の予定にあわせて受診日を決めていただくことができます。
実施期間
令和6年6月1日から令和7年3月31日まで
実施医療機関
中間市・遠賀郡及び北九州市内の医療機関で受診できます。
中間市・遠賀郡の特定健診実施医療機関 (PDFファイル:98KB)
北九州市の特定健診実施医療機関<外部リンク>(北九州市のホームページに移動します。医療機関一覧をご参考ください。)
受診までの流れ
受診する医療機関が決まったら、直接医療機関に電話で申し込みをしてください。
当日の持ち物
国民健康保険証(または、マイナ保険証)、受診券、問診票(※)
※北九州市の医療機関で受診する場合で、医療機関から問診票が必要と言われた場合のみお持ちください。問診票は健康増進課健康係に連絡いただければご自宅に郵送いたします。
※受診券を紛失した場合は再発行できますので健康増進課健康係(246-1611)にご連絡ください。
健康診査は受けた後も大切です
元気なときからの健康管理
遅くなってからの「治療」より、まずは「予防・早期発見」に気を配ることから始めましょう。定期健康診断や人間ドックを受診した人、健診結果を確認していますか。健診などは、生活習慣病やその他の病気の早期発見、早期治療、そして生活習慣の改善につなげることを目的にしています。せっかく検査を受けても、結果を活かさなければ意味がありません。もう一度、検査結果を確認してみましょう。
検査値の基準値とは
基準値とは、健康な人の検査データを統計的に処理して得られた数値で、一般に健康と考えられる集団の95%が含まれる範囲のことです。そのため、健康な人でも基準値からやや外れることもあり、基準値が絶対的なものではありません。一方、病気があっても基準値内の値を示すこともあります。1つの検査の数値だけを取り上げて、「健康」、「病気」と明確に判断することは困難です。検査の数値データに一喜一憂するのではなく、判定結果に基づいてきちんと再検査や精密検査を受けたり、生活習慣を振り返ったりするなど、自分の健康は自分で守るように努めましょう。
検査数値の経年変化を見よう
毎年の健診結果から、数値が基準内であっても、経年変化を確認して数値が悪化していないかをチェックすることが大切です。
- 大幅に体重が増えて(減って)いませんか
- ある数値が大幅に変化していませんか
気になる結果がある場合には、遠慮なく健康増進課健康係やかかりつけ医に相談してください。
監修
一般社団法人遠賀中間医師会おんが病院・おかがき病院 管理者 杉町圭蔵 氏(前 同病院統括院長)
健康診査の結果を活かすために
- 再検査、要精密検査、要医療と判定されたら迷わず受診してください。異常があっても早期であればあるほど治療の効果は上がります。
- 生活習慣病やがんなど、早期の場合にはほとんど自覚症状はありません。健康診査を年に1回受診し、定期的なからだのチェックをお勧めします。
- 病気の早期発見だけでなく、病気の発症を予防する「一次予防」も重要です。経年変化で検査結果が悪くなっているところがないか確認し、食生活や運動、睡眠などのライフスタイルを見直すきっかけにしましょう。
監修
一般社団法人遠賀中間医師会おんが病院・おかがき病院 管理者 杉町圭蔵 氏(前 同病院統括院長)
特定健診を受けたあとは特定保健指導
特定保健指導は、特定健診の結果から、活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対して、専門スタッフ(保健師、管理栄養士など)が生活習慣を見直すサポートをします。
対象者には健康増進課健康係からご案内します。医療に頼らずに健康な暮らしができるよう、積極的に利用しましょう。
費用:無料
厚生労働省ホームページ<外部リンク>
関連情報
中間市・水巻町・岡垣町・遠賀町・芦屋町(一般社団法人 遠賀中間医師会ホームページ)<外部リンク>
北九州市八幡西区・東区(公益社団法人 北九州市八幡医師会ホームページ)<外部リンク>